ダウン症の赤ちゃんのお母さん・お父さん、ご家族になられた皆さん、心からおめでとうございます。
沖縄在住で二人のダウン症の娘がいる4人家族の益子と申します。8歳の長女は私が妊娠した子、5歳の次女は特別養子縁組を通して実子となりました。
長女は生後までダウン症とは知らず、未熟児でNICUに入院した時に先生から「ダウン症の検査を受けてみましょう。」と言われました。周りにダウン症の人が今までいなかったので、何も知らず不安な日々を過ごしながら携帯で検索を繰り返していました。
でも毎日授乳、搾乳、抱っこ、沐浴など時間を一緒に過ごす中で愛が湧きました。私は妊娠中、毎日赤ちゃんのために「神様の最高傑作にしてください。」と祈っていたので、神様はその祈りを応えて下さったと信じました。
人間の目は「障がい」と捉えているかもしれませんが、神様は「最高傑作」を創造して贈りだしてくださったのです。

私と同じように、ダウン症の子が生まれると皆さん知らないことが多すぎて不安、恐れでパニックになってしまうと思うのです。
次女は、生みのお母さんがダウン症と聞いてパニックになって、赤ちゃんを手放す決意をして乳児院に預けたままどんどん日が経っていました。お友達を通してその赤ちゃんの話を聞き、うちの娘はダウン症でも家族や保育園の皆さんにも愛されてすくすく育っているのに、知らない不安から児童養護施設で一生家族を知らずに過ごすダウン症の子がいるのはおかしいと思いました。
神様が、愛を味わうために創造して下さった命です。我が家で体験してもらえたらと養子を決めました。次女が加わり、うちの家族はパワーアップして笑い声が絶えない日々を過ごしています。

次女を迎える決意が出来たのは、長女との生活を知っていたからです。それまでも家族、友達、お医者さん、療法士さん、自治体の方、保育士さん等色々な助けの手を借りながら、楽しく、喜びに溢れた日々だったから、それが二人になれば何倍にもなると思いました。
一般的な親御さんから、「あっという間に成長してしまい、もっと幼少の期間を大切にすれば良かった」と聞きますが、ダウン症の子は成長がゆっくりの分大きな祝福の時を過ごせています。
ダウン症の子をお持ちの家族会と繋がって経験談を聞くのも励まされると思いますよ。
あなたの赤ちゃんを創られた神様は、あなたと家族を祝福したいと願ってやまない方です。是非それを経験し知って欲しいです。

(沖縄県)